Atlas Sound、約15年ぶり復活—新曲「Octoberland」とフェス出演決定
Deerhunterのフロントマン Bradford Cox のソロプロジェクト Atlas Sound が約15年ぶりに新曲「Octoberland」をリリース。Making Time ∞ で全曲新曲8曲を披露し、2027年に複数フェス出演を予定している。
出典: melodexus(公開 2026/10/31)



Deerhunterのフロントマン Bradford Cox のソロプロジェクト Atlas Sound が約15年ぶりに新曲「Octoberland」をリリース。Making Time ∞ で全曲新曲8曲を披露し、2027年に複数フェス出演を予定している。
出典: melodexus(公開 2026/10/31)

画像:Pitchfork News
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Deerhunterのフロントマン、Bradford Coxがソロプロジェクト Atlas Sound の約15年ぶりの新曲「Octoberland」を4ADからリリースしました。PitchforkとStereogumの報道によると、Coxはこの曲に先立ち、フィラデルフィアのフェス Making Time ∞ で約7年ぶりの本格的なライブを行い、全曲新曲の8曲を披露しています。
Atlas Soundは2008年から2011年の間に3枚のアルバム、『Let the Blind Lead Those Who Can See But Cannot Feel』『Logos』『Parallax』を発表しました。デモ集『Bedroom Databank, Vols. 1-4』もあります。Pitchforkはこのプロジェクトを「long-dormant(長く休眠していた)」と形容しています。
Cox本人のライブ活動も途絶えていました。Pitchforkによれば、2019年以降は、2023年にジョージア州アテネのヴィンテージ市で行った即興のノイズセットを除き、ステージに立っていません。Making Time ∞ の出演発表は、その空白を破る知らせでした。
Pitchforkは、Coxがアルバム1枚分に相当する新曲を披露したと伝えています。セットは8曲で、すべて未発表の新曲でした。伴奏はブラスベル、ベースギター、Coxが長年使うSP-404だけでした。Stereogumは、これを約7年ぶりの本格的なパフォーマンスと位置づけています。
「Octoberland」はMaking Time ∞ で初披露された新曲の一つで、スタジオ録音版が4ADから出ています。Stereogumは「sparse, slow(隙間の多い、ゆったりした)」曲と表現し、Pitchforkはビデオを「haunting(心に残る不穏さのある)」と評しています。
Stereogumによると、Big EarsにはCoxとDeerhunterの同僚Lockett Pundtによるコラボレーションとして出演が発表されています。Kilby Block Partyはユタ州立フェアパークで5月14〜16日に開かれ、Atlas Soundの出演が決まっています。Primavera Soundは6月のバルセロナです。
Kilbyの2027年のヘッドライナーは、Deftones、Fontaines D.C.、the Strokes、Slayyyter、Jungle、Lil Yachtyです。Atlas Soundは「further down the bill」、つまり下段に名を連ねており、同じ段にはSpoon、Weyes Blood、Hot Chip、Kurt Vile、Kim Gordon、Iceageなどがいます。未発表のアーティストはあと11組です。ちなみに2026年のヘッドライナーは、Lorde、the xx、Turnstileでした。
今回の動きで目を引くのは、順序の丁寧さです。まず約7年ぶりに生演奏で新曲を鳴らし、その中の1曲を映像付きで音源化しました。ブラスベル、ベース、SP-404という簡素な編成と、「Octoberland」が隙間の多いゆったりした曲であることは、方向性として符合しているように見えます。ただし、これは2つの報道から読み取った印象にすぎません。8曲がどんな形でまとまるかは、情報源では触れられていません。
「なぜ今なのか」についても、Cox本人の説明は確認できていません。約15年の沈黙の理由や、Making Time ∞ 出演を決めた経緯は、手元の情報源にはありません。2019年以降のライブ空白と今回の復活を結びつける因果も、現時点では推測の域を出ません。
日本の読者にとって最大の注意点は、日本公演や国内向けの展開が情報源に一切出てこないことです。当面は、4ADからの音源と映像が日本から確認できる主な手段になりそうです。ただし、日本での配信や流通の形態も情報源では確認できていません。2027年の公演はいずれも米国と欧州のフェスです。渡航して観る場合は、各フェスの公式発表を必ず確認してください。
Kilbyの出演枠は、規模感を測る材料になります。Atlas Soundはヘッドライナーではなく下段の出演です。上段にはDeftonesやthe Strokesのような名前が並び、昨年のLorde、the xx、Turnstileとは顔ぶれが違います。ただ、同じ段にSpoonやKurt Vile、Kim Gordonがいる点は、インディー寄りの聴き手に向けた枠であることを示唆していると見ています。これも並びからの解釈で、運営側の意図は分かりません。
情報源どうしの表現にも差があります。Pitchforkは、Big EarsをCoxの3つのフェス出演の一つとして数えています。一方、Stereogumは、Coxと Pundt のコラボレーションと書いています。Big EarsがAtlas Sound名義のソロセットなのかは、確定できていません。Pitchforkは「15年ぶり」、Stereogumは「almost 15 years」と書いており、厳密な年数は表現に幅があります。
今後の焦点は、アルバムとしての発表があるか、単独公演が出るか、Big Earsの内容が明らかになるか、Kilbyの未発表11組が出そろうかです。日本からの観戦を考えるなら、これらの続報を待つ段階だと見ています。
価格・在庫・取り扱いの有無は、各販売店のページでご確認ください。