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画像:Guitar World

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ニュースのポイント

  • Andy PowersがTaylorとは別会社「Powers Electric」を設立し、ホローボディのエレキ「A-Type」を設計した
  • 水平方向のドーベイル・ネックジョイント、サウンドポスト、24⅞インチスケールが特徴として挙げられている
  • 価格、販売地域、ラインアップの全体像は、確認できた情報源には記載がない

詳細

別ブランドで、自宅工房から

Guitar Worldによると、PowersはTaylor Guitarsで、V-Class bracing、Action Control Necks、都市で採取された木材の使用といった革新を手がけてきた。今回はTaylorの枠内ではなく、自身の会社Powers Electricを設けている。同誌はこれを、Taylorとは完全に別のブランドだと説明する。

最初の試作機は自宅の工房で作ったとPowers本人が語っている。Taylorの共同創業者Kurt Listugと話した場面にも触れているが、その会話の中身は確認できた範囲では分からない。

設計の中身

A-Typeはホローボディだ。ネックジョイントは、水平方向に向いたドーベイル(あり継ぎ)で、組み立てるにつれて自らロックする構造とされる。

さらにサウンドポストがトップとバックを結びつけ、両者が互いに押し合う動きをせず、一つの構造として動くようにしている。Powers自身は「まずアコースティック楽器として、弦を保持する構造体として時間をかけて設計した」と語っている。

スケール長は24⅞インチで、伝統的なFenderとGibsonのスケール長の中間に落ち着いたという。

ピックアップ

ピックアップについては、ネオジム磁石を実験したとPowersは述べている。ただし、最終的にどの磁石を使ったのか、具体的なモデル名や出力特性は、確認できた情報源には書かれていない。

同時期のほかのエレキ

今回確認できた別の報道では、ほかのメーカーも基本部分を見直している。FenderのChief Product Officer、Justin Norvellは、刷新したAmerican Professionalについて語っている。ブリッジ、ピックアップ、ポットを改め、Stratocasterには、ネジが突き出ない新サドルを採用した。同氏はこれを「70年以上の不満」と述べた。StratとTeleのブリッジには溝が加わった。価格は下がったという。

PRSは新設計のTektonを発表した。6弦と7弦があり、新しいStylusハムバッカー(Alnico V磁石ベース)を初搭載する。USA Bolt-Onのレンジとして展開される。6弦のスケールは25.5インチだ。

編集部の見方

「電気を足す前の楽器」という出発点

このニュースで最も注目したいのは、設計の順序だ。Powersは、ピックアップを考える前に、アコースティック楽器として成立する構造を作ったと語っている。ホローボディ、サウンドポスト、ドーベイル・ジョイントはいずれも、弦の振動をボディにどう伝えるかという問題への答えに見える。ここは私たちの読み取りであり、各部品の狙いはPowers本人の説明で確かめたものではない。

どんな人に向きそうか

24⅞インチというスケールは、25.5インチ(PRS Tektonの6弦が「Fender-esque」と形容された長さ)より短い。ただ、この差が弾き心地や音にどう出るかは、実機の評価が見当たらない現時点では判断できない。

そのうえで言えるのは、構造や箱鳴りに関心がある人は、A-Typeを気にしてよいだろうということだ。一方、Tektonのようにステンレスフレット、フラットな指板、ハイゲインでの明瞭さを前面に出す設計とは、目指す方向が違う可能性がある。ただしA-Type側の指板やフレットの仕様は確認できていないため、これは印象にとどまる。

業界の動きの中で

FenderとPRSは、既存の形を土台に、長年の不満点や部品精度を詰める方向に見える。Fenderの独自ポットは公差10%、感触を保証するとされ、ピックアップも巻き方や磁石の並びが見直された。これに対しPowersは、構造を最初から考え直す方向だ。ただしPowers Electricの発表時期は確認できた情報源に明記がないため、「同時に起きている流れ」と断定はしない。

磁石の選び方にも違いがある。Fender TeleのブリッジピックアップはAlnico IV、PRS StylusはAlnico Vだが、Powersはネオジムを試した。ただし最終仕様は不明で、採用したかどうかも分からない。

待つべきか

購入を考える読者にとっては、材料が足りない段階だ。分かっていないことは次のとおりである。

  • 価格
  • 日本での販売予定と流通経路
  • A-Type以外のモデルがあるのか、ラインアップの全体像
  • 納期や供給量
  • ピックアップの最終仕様

これらは、確認できた情報源には載っていない。比較対象のFender American Professionalは既に発売され、PRS Tektonは2,899〜2,999ポンド/ドルで価格が出ている。Powers Electricは、判断材料が出るまで情報を追う段階だと見ている。試奏できるか、価格がいくらかが分かってから、購入を考えても遅くはないだろう。

出典

  • Guitar World(Andy Powers/Powers Electricに関する記事)
  • Guitar World(Fender American Professionalの刷新に関する記事)
  • MusicRadar(PRS Tektonに関する記事)

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