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【あれから20年、あの脱力レイドバックが蘇る!エリック・クラプトン&J.J.ケイルの名盤『The Road to Escondido』拡張版リリース決定に、老いぼれブルース好きは夜な夜なグラスを揺らす】 夜更けに安物のバーボンをグラスに注ぎ、氷がカランと鳴る音を聞いていると、たまらなく人恋しくなる夜がある。いや、正確に言えば「人間の相手をするのは面倒だが、誰かの爪弾くギターの音だけは浴びていたい」という、独身中年男性特有の極めて身勝手な夜だ。 そんな乾いた喉に、これ以上ない極上の特効薬のような知らせが飛び込んできた。なんと、エリック・クラプトン(Eric Clapton)と、今は亡き伝説のレイドバック職人J.J.ケイル(J.J. Cale)による2006年の共作名盤『The Road to Escondido』が、発売20周年を記念して『The Road to Escondido: Enhanced Edition』としてBushbranch/Surfdog Recordsより11月にリリースされるというのだ。 正直、このニュースをスマホの画面で目にした瞬間、筆者は自宅の狭いリビングで思わず「おいおい、嘘だろ……」と独り言を漏らし、飼い猫に冷たい目で見られてしまった。20年前といえば、私にもまだ少しばかりの黒髪と、根拠のない人生への希望が残っていた頃である。時が流れるのはブルースの12小節よりも早すぎて、めまいがしてくる。 …

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