JOCOLLA

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【夜更けの安酒と唸る弦の共謀――Jim JarmuschとJozef van Wissemが放つ、魂を削り落としたダブルアルバムの魔力】 グラスの中で安ウイスキーの氷がカランと溶け、ため息が紫煙に混ざる午前2時。そんな時間に聴くべき音楽を、この世で最も知り尽くしている男たちがまた戻ってきた。 映画監督にして無類の音響狂、銀髪をなびかせるJim Jarmusch(ジム・ジャームッシュ)。そしてオランダが生んだ孤高のリュート奏者、Jozef van Wissem(ヨゼフ・ヴァン・ヴィセム)。この百戦錬磨の2人が、インディー界の良心レーベル「Sacred Bones」から、とんでもない爆弾を落としてくれた。『Bocca di Lupo』と『Mouth of the Wolf』という、対をなすダブルアルバムを11月6日に同時リリースするというのだ。さらに、先行シングルとしてオーストラリアの至宝Courtney Barnett(コートニー・バーネット)を迎えた新曲「Never Like You Said」まで解き放たれた。 正直に告白しよう。このニュースを目にした瞬間、筆者は深夜の自室で飲んでいたウイスキーを膝の上に盛大にこぼした。お気に入りの古着のネルシャツがアルコール臭に染まったが、そんな悲哀すらブルースの1小節目に思えてくるのだから、音楽の魔力とは恐ろしいものだ。 …

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