JOCOLLA

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【15年姿を消してもトレモロ一発で泣かされる——名匠Buddy Millerの帰還に、今夜も安ウイスキーが止まらない話】 グラスの底で氷がカランと鳴る。今夜の相棒は特売で買ったバーボンと、部屋の隅で静かに埃をかぶっていた真空管アンプだ。そんな夜に、とんでもない一報が飛び込んできた。 アメリカン・ルーツ・ミュージックの至宝、Buddy Miller(バディ・ミラー)がセルフタイトルの新作を引っ提げて帰ってきたというのだ。しかも、ソロとしては実に15年ぶり。15年だぞ、あんた。 15年前といえば、筆者の頭頂部にはまだ確かなボリュームがあり、腰痛の湿布薬の銘柄に詳しくなる前の話だ。それだけの長い年月、ふらりとどこかへ消えていた男が、まるで「ちょっとタバコを買いに出てただけさ」みたいな顔で戻ってきて、いきなり極上の音を鳴らしている。この不条理なカッコよさに、男親の説教じみた哀愁を感じずにはいられない。 …

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