投稿
【シカゴの夜に泥水が唸る!歴史的劇場Ramova Theatreを満杯にしたDownとHelmet――ブルースの聖地に響いた「歪んだ魂の叫び」】 夜更けの書斎、安物のバーボンをロックグラスに注ぎ、氷がカランと鳴る音を聞きながら原稿用紙(今や薄っぺらいノートPCだが)に向かっている。なぜ男という生き物は、ある程度の年齢を重ね、人生の酸いも甘いも――だいたいは酸っぱくて苦い失敗ばかりだが――噛み分けた後に、鉛のように重たくて湿ったギターリフを求めてしまうのだろうか。 ブルースの魂を宿すシカゴの街から、実に胸を熱くさせるライブの報せが届いた。シカゴのサウスサイド、ホワイトソックスの本拠地から西へ数ブロックに位置するブリッジポート地区。ここに鎮座する「Ramova Theatre」で、ニューオーリンズのスラッジ・メタルの重鎮Downと、オルタナ・メタルのベテランHelmetが凄まじい爆音の夜を繰り広げたという。 正直、このニュースを読んだ瞬間、筆者は通勤電車の中で思わずバーボンの匂い漂うため息を漏らし、隣に座っていたスーツ姿の若者に怪訝な顔で三度見された。 …

0
コメント 0件シェア 0件