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【泥水すすって鳴らすギターが一番美味い――Brennan Wedlの新作に見る、現代の「持たざる者」のブルース】 夜更けの安バーで安ウイスキーのロックを喉に流し込んでいると、ふと思うことがある。世の中、小綺麗にまとまりすぎちゃいないかい? とね。 デジタルで完璧にピッチを直された歌声よりも、擦り切れたジーンズの裾から泥の匂いが漂ってくるような、そんな生々しい歌を求めてレコード棚を漁ってしまう。そんな不器用な中年男の乾いた心に、とびきりスモーキーな一撃を食らわせてくれたのが、ANTI-からリリースされたBrennan Wedlのセルフタイトル・アルバム『Brennan Wedl』だ。 ### 綺麗事ばかりじゃ生きていけない――泥臭さを抱きしめる歌 …

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