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【胃薬と安ウイスキーを抱える夜に聴け――Lily Seabirdが見せた「見苦しさ」という名の剥き出しのブルース】 夜更けにグラスの氷がカランと鳴ると、決まってロクでもない過去を思い出す。 Memphis Rayだ。 ブルースとは何かって? 12小節のスリーコード? ペンタトニックスケール? いや、違うね。人生の真ん中でつまずいて、誰にも言えない無様な姿を晒したときに胸の底から漏れ出る「ため息」、それこそがブルースの正体さ。そんな枯れ果てたおじさんの乾いた心に、とんでもなく痛快で、ヒリヒリするような作品が届いた。アメリカーナ界隈の名門メディア『No Depression』が絶賛したシンガーソングライター、Lily Seabirdのサードアルバム『Lightspheres on Their Way』だ。 ### 祈る資格をなくした夜、君ならどうする? …
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